CJM(カナダジャパニーズミニストリー)
今年は、CJMの年会がカルガリーであり、6月24日には夕食会がもたれました。
CJMは、70年以上の歴史があります。その始まりは、第二次世界大戦中に、カナダが日系人を敵国のスパイとなる可能性があるために、強制的に移動させ、施設に収容したところからです。財産と土地を失い、夢と希望さえも失いかけた日系人たちに、希望と力を与えたのは、一人のカナダ人女性でした。そのカナダ人女性は、教会学校の先生でしたが、日系人の収容施設に行き、子どもたちに聖書を教え始めたのです。その女性とは、Margaret Ridgway女史です。彼女は最初BC州で教えましたが、その後、要請があってアルバータにも出向きました。同時に、そこで教えられた子どもたちが牧師になり、各地に教会を作り始めたのです。協力開拓伝道が行われ、クリスチャンキャンプも始められました。そのキャンプが今も7月にサニーサイドキャンプとして毎年250名以上の青年たちを集めて行われています。現在、カナダ中に16の教会が協力教会となっています。今年から、カルガリージャパニーズゴスペルチャーチのMark Hoshizaki兄がリーダーになっています。
夕食会は、バンクーバー、トロントから関係者が来られ、当教会で行われました。この夕食会の中で日本人の牧師がこう話してくれたのが印象に残っています。「神様の働きは苦難の時に始まり、苦難の中で広がっていく。どうして、わたしのようなものが用いられる(神様の働きが進んでいる)のか分かりません。ただ、わかることは、苦難の中で頑張っている時に、神様が不思議と働きを拡大させてくださっている事です。」