主の祈り1（祈りシリーズ2）
admin2024年4月21日
聖書箇所：マタイの福音書6章
9 だから、こう祈りなさい。『天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。
10 御国が来ますように。みこころが天で行われるように
復習：
先週、偽善的な祈りについて学びました。祈りは心の問題であり、単なる形や上手な言葉ではなく、心が神に向いていることが大切です。また、祈りを誇ることや宗教的な優越感を持つことでは、神からの報いはありません。
異教徒の祈りは、神との関係を築くために努力する祈りです。神の喜びを得たり、神の関心を得るために犠牲を払います。そして、ただ簡単に祈るだけでは神に届かないので、何度も同じ言葉を繰り返す必要があ流のです。
しかし、本物の神は、イエス・キリストの犠牲によって私たちを神の子にしてくださったので、父なる神は私たちの願いを叶えてくださることができます。
今日は有名な「主の祈り」についてです。この祈りは主イエスが祈った祈りではありませんが、主イエスが教えてくださった祈りです。この祈りは、深い内容を持ちながらも、覚えやすく、多くのことを含んでいます。また、実践することができます。今日のメッセージを聞いて、主の祈りをより意味のあるものにしましょう。この祈りは時に教会で朗唱しますが、本来は個人の祈りの時にする祈りです。
教会で主の祈りを唱えると、その内容を覚えることができます。でも、教会で唱えている主の祈りとマタイ６章に書かれている主の祈りは、文章が違います。その理由は２つあります。まず、聖書はよりわかりやすい日本語に直されているからです。もう一つは、「国と力と栄とはかぎりなくなんじのものなればなれ」という部分が聖書には書かれていないからです。なぜなら、信頼できる写本にはその部分が書かれていないからです。つまり、あとから付け加えられたものだと考えられています。では、主の祈りを変えなければならないのかというと、その必要はないと思います。なぜなら、その部分は祈りを締めくくるのにふさわしい内容だからです。
さて、主の祈りは２つのパートに分かれます。前半は神のための祈り、後半は自分のための祈りです。今週は、前半の部分を学びます。まず、９節です。
父の名があがめられるために
まず、この祈りは呼びかけから始まります。つまり、祈りの対象がはっきりとしているのです。漠然としたどこかの神様ではなく、また、私たちと何の関係も持たない神様でもないのです。「天にいます私たちの父よ」とは、私たちが父なる神様の子どもである事を示しています。つまり、私たちの神様は子どもを愛し、子どもの必要を満たし、子どもを正しい道に導く完璧な父親であるという事です。
肉親の父親が良くない場合もあります。自分勝手で、自分の利益しか考えずに、愛がなく、暴言、暴力で子どもを虐待し、また、子どもの必要を満たさない父です。しかし、たとえそのような父親を地上で持ったとしても、主イエスを信じ、教会生活をスタートすれば新しい人生が待っています。
主の祈りを知ると、父なる神の望みがわかります。神様の望みは、この世の物質的な豊かさや、自分の夢や野心を追い求めることではありません。神様は私たちの欲望を満たす手伝いをしてくれる存在ではありません。地上のお父さんと同じように、神様も私たちが幸せになることを望んでいますが、それを妨げるようなものは与えないのです。
そして、もう一つわかることは、この祈りが父なる神様の栄光を求める祈りが優先されているということです。つまり、私たちのこの地上での存在理由は、自分の栄光を求めるためではなく、神の栄光のためであるという聖書の真理がこの祈りに表れています。ですから、最初の祈りは、この父の名前があがめられるように、との祈りなのです。
あがめられるという言葉は、英語で hallowed という単語が使われています。hallowedとは神聖であるという意味です。原語ではἁγιάζω（ハギアゾー）で、聖とされるという意味です。
あがめられる：ἁγιάζω（ハギアゾー）「聖とされる」
英語では hallowed
神様は完全に聖な存在です。ですから、神様が今よりもっと聖なる方になることはありませんし、これは「もっと聖になってください」という祈りではありません。聖とは、罪と完全に切り離されていることです。神は一度も罪を犯したことがない方です。
聖なる存在になるべきは、神ではなく私たちです。私たちは日々罪の誘惑や影響を受けている罪人です。つまり、私たちは日々神の聖なる名前を傷つけています。
ですから、この祈りは、私たちが神様が聖なる存在であることを正しく理解し、神を正しく賛美できるようにしてください、というものです。また、私たちの思いや言葉、行動が神を知っている者としてふさわしくなり、神の名前が私たちによって汚されないようにしてくださいという願いも含まれています。つまり、クリスチャンが信じている神様は、聖なる神様だと知るようになるという事です。
マタイ５：１６ このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。
II. 神の支配する国が来るように
まず、御国とは、神の国のことで、神の御心が１００％実現される場所です。神の国には二つの段階があります。最初は、クリスチャンたちの心の中にある神の国です。この神の国は、クリスチャンが増えると、大きくなり、世界に影響を与えるようになります。しかし、これは霊的な国なので、クリスチャンだけが感じることができる国です。また、世の中の国のように物理的に存在するわけではありません。
第二段階は、み国が主イエスが再臨、つまり、再び来られる時に目に見える国、実際の国となります。
黙示録２０：4b また私は、イエスのあかしと神のことばとのゆえに首をはねられた人たちのたましいと、獣やその像を拝まず、その額や手に獣の刻印を押されなかった人たちを見た。彼らは生き返って、キリストとともに、千年の間王となった。
この箇所は、キリストの再臨とともに悪が裁かれ、主を信じて死んだ人たちが生き返り、また、大患難時代に主イエスを信じ続けた者たちと共に神の国を作るという意味です。王となるのはキリストで、キリストとともにその国を作り上げるという意味です。
この千年間は、神の国が目に見える形でこの世に完成することを示しています。千年王国とも呼ばれていて、聖書の預言が全て成就する時です。
では、私たちはどちらの国のために祈れば良いのでしょうか。実は、両方です。
ただし、祈りの内容は異なります。目に見えない神の国に対しては、神の国の住民が増えるように、つまり、宣教が進展するようにと祈ります。また、それを妨げる私たちの罪や不従順に対して、さらには悪魔の攻撃やその偽りに対しても祈ります。目に見える神の国に対しては、主イエスの再臨が早く来るようにと祈ります。この「主よ、早くきてください」という祈りは、「マラナサ」と言われています。
マラナ・サ（１コリント１６：２２）
アラム語：「マラナは私の主」「サは来てください」
「早く来てください」とはただ待つだけではなく、私たちが主の言葉に従い、その言葉と聖霊の導きに従って生きるようになり、主の教会を成長させることができるようにとの祈りです。また、主の計画を邪魔しようとする悪魔や霊的な勢力、そして主の言葉に反する教えや価値観が主の力によって弱められるように祈り求めることです。主はすでに罪の支配から義の支配へと私たちを導くために、聖霊を与えてくださいました。この聖霊が御言葉と共に働くならば、私たちを内側から変えてくださり、主と同じ性格、つまり主イエスの徳に似せてくださるのです。
ローマ６：１７ 神に感謝すべきことには、あなたがたは、もとは罪の奴隷でしたが、伝えられた教えの規準に心から服従し、１８ 罪から解放されて、義の奴隷となったのです。
さて、宣教は悪魔によって常に攻撃、妨害されています。この世は悪魔の支配する国です。
エペソ２：２ そのころは、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者として今も不従順の子らの中に働いている霊に従って、歩んでいました。
悪魔は嘘でだまし、誘惑し、罪を通して支配します。ですから、この悪魔に対して、祈らなければなりません。
エペソ６：１１−２０節を読みましょう。
ここは霊的な戦いについての箇所です。霊的戦いに勝利するためには、御言葉と祈りで戦わなければなりません。
エペソ６：１８ すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのためには絶えず目をさましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい。１９ また、私が口を開くとき、語るべきことばが与えられ、福音の奥義を大胆に知らせることができるように私のためにも祈ってください。
ある人たちは、この世を良くする事で、この世が神の国になると思っています。しかし、主イエスは「この世を良くしましょう」というメッセージは一切語っていません。悔い改めて、神の国の住民となりなさいというメッセージをしたのです。
社会運動や政治活動はこの世をこれ以上悪くしないように少しは役立ちますが、この世の住民はどんなに良い行いをしても神の国の住民になる事はできません。教会は悔い改めと神の赦しをメッセージを語るために地上におかれているのです。
III. みこころが実現するように
「みこころが天で行われるように地でも行われますように」という祈りは、神の思いや願いが地上でも実現するようにという願いです。
天では、神の願いが完全に行われています。天使たちは神の意志に従い、完璧なまでに神のみこころを実現しています。しかし、地上ではそのような完全な状態が見られません。
これは、神の計画が達成されていないわけではなく、未来が人間の選択にかかっているわけでもありません。神の計画は完全に実行され、神はそれを決定しています。しかし、地上での神の願いが実現されていないのは、人々が神に従わないからです。神を礼拝せず、罪を悔い改めず、神の言葉に従わないことが地上での神の願いが実現しない理由です。その結果、罪や悪が蔓延し、正義が行われず、多くの人々が苦しみ、死んでいくのです。
しかし、私たちはこの状況を変えることができます。私たちの祈りによって、聖霊の働きが強まり、私たち自身も祈りによって変えられ、神のみこころを実現するようになります。これが、「みこころが行われるように」という祈りなのです。
今日の結論です。
祈りは、自分の願いを主に押し付けてそれを叶えさせる事ではありません。むしろ、祈りによって主の願いと思いが、聖霊の働きによって私たちの願いと思いを変えていくのです。
ヨハネ１５：７ あなたがたがわたしにとどまり、わたしのことばがあなたがたにとどまるなら、何でもあなたがたのほしいものを求めなさい。そうすれば、あなたがたのためにそれがかなえられます。
つまり、主との交わりによって、自分の願いが主の御心に変えられていくのです。そして、変えられた私たちの祈りが叶えられるという意味です。
最後に、私たちの祈る対象は、本当のお父さん、創造主なるお方です。このお方は、私たちと交わるのが大好きです。子どもと話したくない父親はいないように、父なる神はいつも私たちと祈りを通して、話しを聞きたいと待っておられます。私たちは祈りを通して、言葉と思いと心の痛みと願いを多く話します。天の父はずっとそれを聞いているのです。そして、私たちの地上の汚れをきよめ、罪から解放し、主にある喜びの人生を送らせようとしておられるのです。クリスチャンが聖く生きるためには、主との日々の交わりは不可欠です。それなしに、聖霊の働きを受け続ける事はできません。つまり、この祈りの中にはまず、私たちが日々主と交わり、聖霊の働きを受けて、口から賛美が行動では聖霊の実が現れるようにしますという祈りなのです。
Prayer Series 2 The Lord’s prayer1
April 21, 2024
Scripture: Matthew 6
9 "This, then, is how you should pray: "'Our Father in heaven, hallowed be your name.
10 your kingdom come, your will be done on earth as it is in heaven.
Review:
Last week, we learned hypocritical prayer. Prayer that is not directed to the Lord God is hypocritical. We also learned that religious superiority that boasts in prayer is not rewarded by God and is far from salvation. Also, prayer is a matter of the heart, and God hears prayer when the heart is directed to the Lord alone, not to a form or good words.
The prayers of pagans show their relationship with God in their prayers. In other words, whether they are trying to beat God into submission or to get God in a good mood through sacrifice, God will not listen to a simple prayer, so they repeat the same words persistently.
But the real God made us children of God through the cross of the Lord Jesus so that the Father seems to listen to the wishes of His children.
Today we have what is called the famous "Lord's Prayer.”
The Lord's Prayer does not mean what He usually prayed because the Lord Jesus did not commit any sins, so there is no need to pray for forgiveness of sins. By the Lord's Prayer, the prayer that the Lord Jesus taught us to pray. The prayer that the Lord Jesus prayed is written in John 17.
The prayer that the Lord taught us is a prayer that can be understood, memorized, and used by even children. Its content is so deep that many things can be prayed at length on this basis. At the same time, the content is brief, but it contains all that is necessary.
The Lord's Prayer is for practice. Listen to today's message to make this prayer more meaningful.
This prayer is sometimes recited in church, but it is originally a prayer that we do during personal prayer time.
You can memorize this when you recite it in church. However, the text of the Lord's Prayer recited by the church and the Lord's Prayer in Matthew 6 are different.
There are two reasons for this. One is that the Bible has been rewritten in a more understandable Japanese. The other reason is that the Bible lacks the phrase, "The kingdom, power, and glory belongs to no one but to God.” This is because it is not written in any reliable manuscripts. In other words, it has been judged to be a later addition. So, if you are asking if the "Lord's Prayer" needs to be changed, I don't think so. That is because it is a suitable content to conclude the prayer. However, it is good to remove it from the Bible. This is because the original Bible is inerrant in all its contents. Therefore, it is necessary to keep it as close to the original as possible in the manuscripts.
Now, the Lord's Prayer is divided into two parts. The first part is a prayer for God, and the second part is a prayer for oneself. This week, we will study the first half.
First, verse 9.
I. Hallowed be our Father's name
First, this prayer begins with an invocation. In other words, the object of the prayer is clear. It is not some vague God, nor a God who has nothing to do with us.
“Our Father in Heaven" indicates that we are children of God the Father. This means that our God is the perfect father who loves his children, meets their needs, and guides them on the right path.
There are those who are not good fathers in their earthly family. They are selfish, only looking out for their own interests, unloving, verbally abusive, violent, and unfulfilling of their children's needs. But even if you have such a father on earth, if you believe in the Lord Jesus and start living as Christians, a new life awaits you.
The God of the Bible is the one who becomes the father of those who accept the cross of the Lord Jesus.
Now, if you know this prayer, you will see that the Father's desire is not for us to realize our worldly material blessings or our own dreams and ambitions. God is not the One who helps us fulfill our desires. It is the same with earthly fathers. He wants His children to be truly happy, and He will not give them anything that will prevent them from being so.
We also know that this prayer is a priority prayer for the glory of God the Father. In other words, the biblical truth that the reason for our existence on earth is not for our own glory but for the glory of God is manifested in this prayer.
Therefore, the first prayer is a prayer that this Father's name may be hallowed.
The word hallowed is the English word hallowed, meaning holy. The original word is ἁγιάζω (hagiazo), meaning to be made holy.
First of all, since God is perfectly holy, He cannot be more holy than He is now, and this is not a prayer to make Father more holy. Holiness is complete separation from sin. God has never experienced any sin.
It is we, not God, who should be holy. We are sinners who are tempted and influenced by sin every day. In other words, we are daily dishonoring God's holy name.
Therefore, our prayer is that God will help us know that He is holy and praise Him properly.
And we pray that our lives, our thoughts, our words, and our actions in praise may be worthy of the knowledge of God and that God's name may not be dishonoured by us.
In other words, Christians will come to know that the God they believe in is a holy God.
Matthew 5:16 In the same way, let your light shine before men, that they may see your good deeds and praise your Father in heaven.
II. May the kingdom come where God rules.
Next, "May the kingdom come.” First, the Kingdom is the Kingdom of God, and the Kingdom of God is a country where God's will is done 100%. This means that the inhabitants of God's Kingdom are those who follow God.
First, the Kingdom of God is divided into two stages.
The first is the Kingdom of God in the hearts of Christians, which is invisible. This Kingdom of God is a Kingdom that grows and influences the world as the number of Christians increases. However, because it is a spiritual kingdom, it is a kingdom that only Christians can know. Also, it does not physically exist like the nations of the world.
Second, this Kingdom will become a visible Kingdom, an actual Kingdom, when the Lord Jesus comes again, that is, the Second Coming of Jesus.
Revelation 20:4b And I saw the souls of those who had been beheaded because of their testimony for Jesus and because of the word of God. They came to life and reigned with Christ a thousand years.
This passage means that with the return of Christ, evil will be judged, those who died believing in the Lord will be resurrected, and the Kingdom of God will be established with those who continued to believe in the Lord Jesus during the time of the Great Tribulation. It means that it will be Christ who will be King and that He will build up His Kingdom with Christ.
These thousand years mark the visible completion of the Kingdom of God in the world. It is also called the Millennial Kingdom when all the prophecies of the Bible will be fulfilled.
So, which kingdom should we pray for? Both.
However, the content of our prayers is different. For the invisible Kingdom of God, our prayer is for the increase of the inhabitants of the Kingdom of God, that is, for the advance of the mission. For the invisible Kingdom of God, it is a prayer for the increase of the inhabitants of the Kingdom of God, that is, for missionary progress; for the sin and disobedience in us that hinders it; and for the attacks of the enemy, the devil, and his falsehoods.
For the visible Kingdom of God, it is a prayer for the speedy return of the Lord Jesus. This prayer, "Lord, come quickly," is called maranatha.
Maranatha (1 Corinthians 16:22)
Aramaic: "Marana is my Lord," "Sa is come."
Come quickly is not a prayer for a passive way of life, just waiting, but for us to obey His Word, to live by His Word and the Holy Spirit, and to develop His Church.
It is also to pray and ask that the demonic and spiritual forces that seek to thwart the Lord's plans, as well as teachings and values that are contrary to His Word, will be weakened by His power.
The Lord has already given us the Holy Spirit to bring us from the dominion of sin to the dominion of righteousness. If this Holy Spirit works with the Word, He will transform us from the inside into the same form as the Lord, that is, into the likeness of the Lord Jesus' character.
Romans 6:17 But thanks be to God that, though you used to be slaves to sin, you wholeheartedly obeyed the form of teaching to which you were entrusted.
Therefore, the prayer that the Kingdom may come is, first, that I may be a sure inhabitant of the Kingdom. Secondly, it is a prayer that the Church will advance in mission and evangelism, firmly proclaiming the Kingdom of God.
However, missions are constantly attacked and obstructed by the devil. This world is a nation ruled by the devil.
Ephesians 2:2 in which you used to live when you followed the ways of this world and of the ruler of the kingdom of the air, the spirit who is now at work in those who are disobedient.
The devil deceives and tempts with lies and rules through sin. Therefore, we must pray against this devil.
Read Ephesians 6:11-20.
First, fight spiritual battles. To do so, defend yourself firmly with the Word so that you will not be defeated. The Bible also says that the weapons of warfare are the Word and prayer, and intercessory prayer for the churches and missionaries who are preaching the gospel.
Ephesians 6:18 And pray in the Spirit on all occasions with all kinds of prayers and requests. With this in mind, be alert and always keep on praying for all the saints. 19 Pray also for me, that whenever I open my mouth, words may be given me so that I will fearlessly make known the mystery of the gospel,
Some people think that by making the world a better place, it will become the Kingdom of God. However, the Lord Jesus never said any message of "let us make the world a better place.” His message was to repent and become residents of the Kingdom of God.
Social movements and political activities can help a little to prevent the world from getting worse, but the inhabitants of the world cannot become inhabitants of the Kingdom of God, no matter how good they do. The Church is here on earth to speak the message of repentance and God's forgiveness.
III. May your will be done on earth as it is done in heaven.
Next, “may your will be done on earth as it is done in heaven.”
This is an appropriate summary of the first half. In other words, it is a prayer that the Lord's will, or thoughts and desires, be done on earth.
The Father's thoughts and desires will be fulfilled 100% in heaven. This is because innocent angels are doing the Lord's work. Unfortunately, however, the Lord's wishes are not realized on earth.
This does not mean that the Lord's plan has not been fulfilled or that God does not have sovereignty. Nor does it mean that the future depends on human choices and efforts.
The Lord's plan is 100 percent done, and He has determined all of it. But His desires are not being fulfilled.
That is, the Lord is not being worshiped, sinners are not repenting, sinners are not turning away from sin, and people are not heeding His word. As a result, sin and Satan rule the world, justice is not done, and many people suffer and die as victims of evil.
These are the people who are choosing to rebel against the Lord. Non-Christians live without knowing the Lord's desire. Therefore, we who know the Lord's desire must pray. Through prayer, the work of the Holy Spirit is strengthened, and we ourselves are changed by prayer so that we can do the Lord's work. This is our prayer that His will be done.
Today's Conclusion
Prayer is not about unilaterally imposing one's wishes on the Lord and having them fulfilled. Rather, it is a process in which the Lord's desires and thoughts through prayer transform our fleshly desires and thoughts through the work of the Holy Spirit. Therefore, our prayers and desires need to be changed.
John 15:7 If you remain in me and my words remain in you, ask whatever you wish, and it will be given to you.
This means that when my desires are transformed into the Lord's will through communion with Him in prayer, His desires become my desires, and I will ask for them, and they will be granted.
Finally, the object of our prayer is the real Father, the Creator One. This One loves to commune with us. Just as no father wants to talk to his children, God the Father is always waiting to hear what we have to say through prayer. We speak many words, thoughts, heartaches, and desires through prayer. Our Heavenly Father hears them all the time. He is trying to cleanse us of our earthly filth, free us from sin, and enable us to live a life of joy in Him. Daily fellowship with the Lord is essential for Christians to live holy lives. Without it, we cannot continue to receive the work of the Holy Spirit. In other words, in this prayer, we are praying that first of all, we will have daily fellowship with the Lord and receive the work of the Holy Spirit so that our mouths will sing praises and our actions will bear the fruit of the Holy Spirit.
Let us pray.
Dear Father, thank you that we know that you are our true Father, the parent of our souls. Thank you that we were not born for your own sake but were sent to earth to show the glory of God the Father. Please help us commune with the Father through prayer and live our original purpose and way of life. And please use our prayers to be transformed by the Holy Spirit so that we can offer prayers that fulfill your will and the Lord's desire on earth. First, please erase the problems of sin, unbelief, and thoughts of disobedience that are inside of us. Then, help us to bear good witness as people of the Kingdom of God. Also, please guide our lives in the right direction. And use us to be able to intercede for our brothers and sisters, especially against the lies and attacks of the enemy who sabotage the Kingdom of God. Bless us so that we may finish our earthly life faithfully. Protect us so that after death, we may awaken in the Kingdom of God.
