ルツ記からわかること

水曜日のZoom祈祷会で、ルツ記を学んでいます。

ルツ記の目的は、モアブ人のルツがユダの家系に入り、ダビデがルツのひ孫となるからです。そして、その家系から主イエスも生まれました。しかし、この物語には神様のことがわかる神学的な内容が詰まっています。まず、ナオミというルツの姑です。ナオミの人生は、夫と息子二人を失うという悲劇に襲われます。「神様を信じているのに何故?」と思います。次に、異邦人の嫁であったルツがイスラエルの神様を信じ、ナオミとともにユダに地に来ます。ルツも夫を失ったにも関わらず、神を信じ、また、ナオミの世話をしたいと願い出るのです。神を信じる者に働く力を両者から感じることができます。そして、ルツは運命の人、ボアズに出会います。ここで、神様の摂理が少し見えてきます。なるほど、神様が働いていたのか、と思えるのが神の摂理です。二人は恋愛し、結ばれようとしますが、神の律法が邪魔するように思えます。しかし、二人は律法に従う道を選び、そのことで二人はさらなる祝福を得るのです。神様に喜ばれることと人に喜ばれることは、同じように見えても違う時があります。しかし、結局神様の命令に従うならば、祝福の道を歩むのです。信仰とは、先が見えない暗闇の世界で、神の言葉を光として歩んでいくことなのでしょう。

祈祷会はどなたでも参加できます。時間の許される方は、ぜひどうぞ。