神に祝福された人生

神様に祝福された人生
2025年3月9日
聖書箇所：創世記28：15 見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」

イントロ：
　毎年、聖書の人物にスポットを当ててメッセージをしたいと思っています。今年はヤコブを選びました。私は最初ヤコブの人生を読んだ時、なんとダメな人生か、ずる賢く自己中心のヤコブが自分の蒔いた種を刈り取った人生だと思っていました。また、自分はヤコブとは違うし、ヤコブのようにはなりたくないとも思っていました。しかし、信仰生活が長くなるにつれて、自分の中にヤコブと同じ性質を見るように、自分もヤコブのような弱さを持っていることを知るようになります。ところで、聖書を良く読むとヤコブは神様にとても祝福された人でした。
　ヤコブは人格的には優れた人物ではありません。よく3代目が会社を潰すと言われます。1代目は苦労し、２代目はその苦労を見ているので、自分もそれを真似るので大丈夫。しかし、３代目は苦労を見てもいないし、ぼっちゃんのように育つので、会社をダメにしてしまう、という事です。アブラハムは人生かけて神様を信じました。そのプロセスにはさまざまな苦労がありましたが、信仰によって乗り越えました。イサクは父の信仰によって、もう少しでいけにえととして父から殺される体験をしました。そんな父の真剣な信仰が彼に引き継がれたようです。そして、3代目です。二人の子どもともに問題児でした。兄のエサウは能力はありましたが、高慢で神様を大切にしませんでした。弟のヤコブは兄に対しての劣等感、競争心、生まれ持ったずる賢さで、人を騙すことを何とも思わない人でした。しかし、弟は神様を求めました。聖書に神様はヤコブを選んだと書いてあります。
ローマ人への手紙9：13 「わたしはヤコブを愛し、エサウを憎んだ」と書いてあるとおりです。
　神様の選びについて誤解しないように言うと、神様の選びは運命論ではありません。神様の選びと人間の選択は矛盾しません。つまり、神様はエサウが神様を求めないようのさせたのではなく、エサウが自分の意思で選んだのです。同様に、ヤコブは自分の意思で神様を求めたのです。
11 その子どもたちは、まだ生まれてもおらず、善も悪も行わないうちに、神の選びの計画の確かさが、行いにはよらず、召してくださる方によるようにと、
　つまり、神様はヤコブを通してイスラエル民族を作ることを計画し、その通りになったということです。これを神の主権と言います。神様は救い主が十字架にかかるようにして、私たちの救いを実現させたのです。
　ところで、ヤコブの選びから、神様の選びの特徴を知ることができます。
聖書にこうあります。
1コリント1：28 また、この世の取るに足りない者や見下されている者を、神は選ばれました。すなわち、有るものをない者のようにするため、無に等しいものを選ばれたのです。
　普通、選ばれるという意味は、その人がなにか優れているからという事です。能力なり、容姿なりが他人よりも優れているから選ばれます。しかし、神様は違います。神様は弱い者、力のない者を選ぶのです。その理由は、29節にあります。
29 これは、神の御前でだれをも誇らせないためです。
　神様が最も嫌う罪が高慢です。高慢は自分を神とすることであり、自分を神とすることは神様に敵対することだからです。この世で成功している人や能力のある人がみんな高慢とは言えません。高慢とは心の問題です。心が神様を見下しているならば、自分を神としているということなのです。
　ヤコブはずる賢かったですが、自分の弱さを良く知っていました。それで、神様の祝福を求めました。自分の人生には神様の助けが必要であるとわかっていたのです。しかし、彼の前半の人生は、神様に従うというよりは、神様を利用する人生だったとも言えます。
　前置きはこれくらいにして、ヤコブの誕生から聖書を見てみましょう。
創世記25：25 最初に出て来た子は、赤くて、全身毛衣のようであった。それでその子をエサウと名づけた。
26 そのあとで弟が出て来たが、その手はエサウのかかとをつかんでいた。それでその子をヤコブと名づけた。イサクは彼らを生んだとき、六十歳であった。　
　ヤコブとは「かかとをつかむ」という意味です。しかし、この言葉には他に意味があって、「おしのける」「欺く」という意味があるのです。エサウは自分がだまされた時に「ヤコブの名前の悪い意味」を言っています。
　創世記 27:36 エサウは言った。「彼の名がヤコブというのも、このためか。二度までも私を押しのけてしまって。私の長子の権利を奪い取り、今また、私の祝福を奪い取ってしまった。」
　自分の名前の通りに生きる必要はないですが、名前は一生ついてくるので結構影響を受けます。私は一郎という名前ですが、親族に「一郎」という結構立派な人がいたので、一郎にしたと聞きました。しかし、野球選手の一郎が活躍するまではこの名前が嫌いでした。平凡だし、長男とすぐにわかるし、格好良くないし。しかし、野球選手のイチローが活躍して以来、この名前が好きになりました。ただ、ヤコブという名前はどうかと思います。「かかとつかむ」というのは、狡賢く勝つことを連想させます。その点でイサクは何を考えていたのか、と腹が立ちます。神様はのちにヤコブにイスラエルという名前を与えます。イスラエルとは「神と戦う者」という意味ですが、戦うというよりも「神と向き合い、神の祝福を受ける者」ということです。この素晴らしい名前は神様の愛を示しています。
　さて、ヤコブは自分の名前の通りに生きてしまいます。次男として生まれた弱点を克服するために、兄エサウにとって大切なものを奪います。
　最初に、兄エサウが狩りから帰ってきて、お腹が空いていた時にヤコブは煮物を作っていました。エサウがその食事を食べさせてくれと願うと、条件として「長子の権利とひきかえ」を提案したのです。これはエサウも悪いです。二人とも長子の権利を自分たちのやりとりで決めようとしたからです。
　エサウは神様の祝福よりも目の前の料理の方が大事だと考え、ヤコブは神様の祝福を得るためには長子の特権が必要と考えました。両者の利害関係が一致して、取引が成立しました。
　ここまでであれば、愚かな兄とずる賢い弟ということで、両者の間に決定的な亀裂が入ることはありませんでした。しかし、父イサクが兄エサウを長子に決めたことで、ヤコブはじっとしてはいられませんでした。ヤコブはイサクをだますという方法を選んだのです。さらに、母リベカがヤコブに悪い知恵を与えてしまったのです。創世記27章を読むと、リベカはエサウが狩に出かけた間に、ヤコブにエサウの服を着せて、イサクをだまし、ヤコブに祝福を与えさせました。
　神様は結果と手段と両方を大事にされるお方です。結果が良ければ、どんな方法を使っても良いということにはなりません。
　リベカに悪意はなかったと思いますが、子どもに対する好き嫌いが、兄弟関係に決定的な亀裂を与えてしまったのです。
　また、人をだますことは罪です。十戒に書かれています。
出エジプト記20：16 あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。
　一瞬の間違った判断でしたが、彼らが払わなければならない代償は大きかったのです。ヤコブはエサウから殺されそうになり、家と故郷を出なければならなくなります。リベカは残りの人生をエサウと過ごし、ヤコブとはもう会えなくなってしまうのです。
　蒔いた種はクリスチャンでも刈り取らなければなりません。
ガラテヤ6：7 まちがってはいけない、神は侮られるようなかたではない。人は自分のまいたものを、刈り取ることになる。
　自分が犯した罪や間違いは、神様に熱心になれば帳消しになるわけではありません。神様の愛とは罪を犯しても大丈夫ということではなく、罪を犯せばその代価を支払うことです。それは救いを失うという事ではなくて、困難な道に行くという事です。神様は愛する子にむちを打つお方だからです。子どもが学び、より良い人生を送れるようにするためです。ヤコブの人生はまさに神様の愛のむちの連続だったということも言えます。
　苦難や困難が全部神様の鞭とは言えません。私たちには霊的な敵がいます。彼らは、私たちが神様の働きに熱心になると必ず攻撃してきます。ですから、大事なことは、この苦難や困難に正しく対処することです。それが罪であれば悔い改めること。それが罪のせいでないならば神様の力を受けながら忍耐する事です。先週、ブライアン牧師が話したキリストの愛のうちにとどまるという事です。どんな場合でも神様の近くにいること。それが最も良い決断なのです。
　その点でヤコブには知恵がありました。彼は神様から離れず、より神様を求めるようになりました。
　次のエピソードはそれを表しています。
　さて、ヤコブは怒りで自分を殺そうとするエサウから逃げて、母リベカの故郷に向かいます。その途中ベテルというところで一晩寝ます。そこで、夢の中で主が
創世記28：14 あなたの子孫は地のちりのように多くなり、あなたは、西、東、北、南へと広がり、地上のすべての民族は、あなたとあなたの子孫によって祝福される。
15 見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」
　これは素晴らしい祝福の約束です。神様はヤコブがどうであってもヤコブを祝福したのです。彼は蒔いた種は刈り取りましたが、神様はヤコブを祝福し続けました。これは、どんな人生を生きても良いことばかりが起こる、という事ではありません。実際に、ヤコブの人生に起こった出来事を見ると、苦難と問題の連続でした。
　神様は愛し、祝福してくださるお方です。しかし、罪の代償は支払わせます。ノンクリスチャンには永遠の裁きを、クリスチャンには罪から離れて聖なる生き方をするように訓練します。ですから、罪が示されたら悔い改めること、苦難が来たら神様と共に乗り越えましょう。また、教会の交わりはそのために大事です。孤立すると悪魔の標的になりやすく、一緒にいると聖霊の働きが強くなります。私たちはローカル教会に所属し、一緒に信仰生活をするようにと導かれているのです。
　さて、15節に注目してみましょう。ここの約束は私たちにも与えられているものです。
　「どこに行っても守り、最後はカナンの地に戻してくれます。これは私たちには天国の事です。また、主の力によってこの約束を成し遂げてくださいます。そして、決して見捨てることはない。」という素晴らしい約束です。
　聖書を読めばこれが全部実現したことがわかります。ヤコブがどこに行っても神様はヤコブと共にいてくださいました。彼がどんなに愚かなことをしても、神様は彼を見捨てることがありませんでした。むしろ、彼を守り、彼の人生を祝福されたものとしてくださったのです。彼の人生のclimaxはエジプトのパロの前に出て、パロのために祈るという祝福でした。彼は人生の最後に子どもたち全員を祝福することができました。また、彼の葬儀はエジプト中が70日間喪に服すという盛大なものとなりました。
ヤコブの人生は、その人格的な欠陥や愚かさに関わらず、神様の偉大な愛と祝福を受けた人生であったことがわかります。
　そして、その同じ祝福が私たちにも注がれているのです。神様は私たちと共にいてくださり、私たちを守り、私たちを確実に天国に入れてくださるのです。そして、私たちがどんなに愚かでも、私たちを見放したり、捨てたりすることはないのです。
　今日はヤコブの人生の第一幕です。来週は第二幕です。第二幕では、ヤコブは自分の欠点や弱さのゆえにさらなる問題が起こります。それに加えて、父母の間違いをそのまま自分の家庭にもしてしまいます。しかし、神様はそんなヤコブを愛し続け、時に応じた助けを与えてくださるのです。そのプロセスを経て、ヤコブの信仰が強くなっていくのです。
祈りましょう。父なる神様、ヤコブの人生を教えてくださり感謝します。普通に考えると彼は選ばれるのにふさわしくない人物です。しかし、あなたは彼を選び、また、ヤコブは神様を熱心に求める人でした。彼はいろいろな過ちを犯しました。しかし、あなたはいつもヤコブと共にいて、ヤコブを守り、ヤコブに良い人生を与えてくださいました。そして、ヤコブを通してイスラエル民族が増え広がるようにされました。その偉大な力を感謝します。そして、私たちにもヤコブと同様の祝福を与えてくださるので感謝します。どうぞ、日々の出来事の中でいつも神様を覚え、神様の愛と真実にとどまることができるように助けてください。主イエスの名によって祈ります。

A Life Blessed by God

March 9, 2025
Bible Passage: Genesis 28:15 (ESV)
"Behold, I am with you and will keep you wherever you go, and will bring you back to this land. For I will not leave you until I have done what I have promised you."

Introduction
Each year, I want to focus on a biblical character for the message. This year, I have chosen Jacob. When I first read about Jacob's life, I thought it was a failure. He was cunning and self-centered, and he reaped the consequences of his actions. I also thought, "I am different from Jacob. I don’t want to be like him." However, upon deeper study, I realized that Jacob was truly a man blessed by God.
Jacob was not a morally outstanding person. There is a saying that the third generation often ruins a company. The first generation struggles to build it, the second generation sees and learns from those struggles, but the third generation, who has never experienced hardship, often fails. Abraham placed his full trust in God through many trials and overcame them by faith. Isaac, his son, nearly became a sacrificial offering at his father’s hands, and his father’s faith left a deep impact on him. Then came the third generation. Both of Isaac’s sons were problematic. Esau was talented but arrogant and did not value God. Jacob, on the other hand, was filled with inferiority, competitiveness, and natural cunning, deceiving others without hesitation. However, Jacob sought God, and the Bible explicitly states that God chose him.
Romans 9:13 (ESV)
"As it is written, 'Jacob I loved, but Esau I hated.'"
To avoid misunderstanding, God's choice is not fatalism. Divine election and human choice are not contradictory. God did not make Esau reject Him; Esau chose that path himself. Likewise, Jacob sought after God of his own free will. At the same time, God’s election is perfect.
Romans 9:11 (ESV)
"Though they were not yet born and had done nothing either good or bad—in order that God's purpose of election might continue, not because of works but because of him who calls—"
In other words, God planned to establish the nation of Israel through Jacob, and it happened exactly as He intended. This is known as God's sovereignty. Just as God ordained the crucifixion of Christ for our salvation, He sovereignly chose Jacob.
From Jacob’s story, we can learn about the nature of God’s election. The Bible says:
1 Corinthians 1:28 (ESV)
"God chose what is low and despised in the world, even things that are not, to bring to nothing things that are."
Normally, people are chosen based on their superior qualities—abilities, appearance, or talents. However, God chooses differently. He selects the weak and powerless. The reason is given in the next verse:
1 Corinthians 1:29 (ESV)
"So that no human being might boast in the presence of God."
Pride is a sin that God despises the most because it places oneself in God's position, making one an enemy of God. While not everyone who succeeds is necessarily proud, pride is a matter of the heart. If someone looks down on God, they have effectively made themselves their own god.
Jacob was cunning, but he understood his weaknesses well. He knew he needed God’s blessing in his life. However, in the first half of his life, rather than following God, he often tried to use God for his own gain.
Now, let us look at Jacob’s birth and how the Bible describes him.
Genesis 25:25-26 (ESV)
"The first came out red, all his body like a hairy cloak, so they called his name Esau. Afterward his brother came out with his hand holding Esau’s heel, so his name was called Jacob. Isaac was sixty years old when she bore them."
Jacob means "heel grabber." However, the name also carries the meaning of "supplanter" or "deceiver." Esau refers to this negative connotation when he speaks of being deceived by Jacob:
Genesis 27:36 (ESV)
"Esau said, 'Is he not rightly named Jacob? For he has cheated me these two times. He took away my birthright, and behold, now he has taken away my blessing.'"
A name is not necessarily destiny, but it can have a lasting influence. My own name is Ichiro because there was a respectable relative with the same name. However, before the baseball player Ichiro became famous, I didn’t like my name—it was too common, indicated I was the eldest son, and didn’t sound cool. But after Ichiro became a renowned athlete, I started liking my name.
As for Jacob, his name carried a meaning that suggested deception and trickery, which might make us wonder what Isaac was thinking when he named him. However, God later gave Jacob a new name—Israel. Israel means "one who fights with God," but more accurately, it signifies "one who wrestles with God and receives His blessing." This beautiful new name reflects God’s love for Jacob.

Jacob Living Up to His Name
Jacob lived up to the meaning of his name. In an attempt to overcome the weakness of being born as the second son, he took away what was important to his older brother, Esau.

First, when Esau returned from hunting and was famished, Jacob was cooking stew. When Esau asked for some, Jacob proposed an exchange: "Sell me your birthright." This was wrong on both sides. Both of them ignored the fact that the privilege of the firstborn was determined by God, not by human transactions.
Esau valued the immediate satisfaction of food more than God’s blessing, while Jacob believed that the birthright was necessary to receive God’s blessing. Their interests aligned, and the transaction was completed.

Up to this point, it was merely a case of a foolish older brother and a cunning younger brother, but the situation escalated. When Isaac had chosen Esau as the firstborn, Jacob chose deception as his method. Worse, his mother Rebekah gave him the idea. Genesis 27 describes how Rebekah helped Jacob deceive Isaac while Esau was out hunting, making Jacob receive the blessing instead.

God cares about both the outcome and the means. A good result does not justify wrong methods. Rebekah may not have had ill intentions, but her favoritism caused irreversible damage to the sibling relationship.

Deception is also explicitly forbidden in the Ten Commandments.
Exodus 20:16 (ESV)
"You shall not bear false witness against your neighbor."
Their momentary wrong judgment came at a great cost. Jacob had to flee for his life as Esau sought to kill him, leaving behind his home and family. Rebekah, in turn, spent the rest of her life without seeing Jacob again.

Even as Christians, we reap what we sow.
Galatians 6:7 (ESV)
"Do not be deceived: God is not mocked, for whatever one sows, that will he also reap.”

No amount of zeal for God can erase past sins or mistakes. God’s love does not mean sin has no consequences; rather, it means He disciplines His children. This does not mean losing salvation but often facing a difficult path. Because God disciplines those He loves, His purpose is for His children to learn and live better lives. Jacob’s life was filled with God’s loving discipline.

Not all suffering is God’s discipline. We also have spiritual enemies who attack when we become more devoted to God’s work. The key is to respond correctly: if suffering is due to sin, we must repent; if not, we must endure with God’s strength. Last week, Pastor Brian spoke about abiding in Christ’s love. No matter the situation, staying close to God is always the best decision.
Jacob had wisdom in this regard—he did not turn away from God but sought Him even more.

Jacob’s Encounter with God at Bethel
Jacob fled from Esau’s wrath and journeyed toward his mother Rebekah’s homeland. On the way, he stopped to sleep in a place called Bethel. That night, he had a dream in which the Lord spoke to him:

Genesis 28:14-15 (ESV)
"Your offspring shall be like the dust of the earth, and you shall spread abroad to the west and to the east and to the north and to the south, and in you and your offspring shall all the families of the earth be blessed. Behold, I am with you and will keep you wherever you go, and will bring you back to this land. For I will not leave you until I have done what I have promised you.”

This is an incredible promise of blessing. Despite Jacob’s actions, God chose to bless him. While Jacob had to face the consequences of his actions, God’s blessing remained upon him.

This does not mean that living however we want will always bring good outcomes. Jacob’s life was full of hardships and challenges. God loves and blesses, but He also requires us to face the consequences of sin. For non-believers, this results in eternal judgment. For Christians, it means discipline so that we may grow in holiness. Therefore, when sin is revealed, we must repent. When suffering comes, we must endure with God. The fellowship of the church is essential in this—when we isolate ourselves, we become easier targets for the enemy, but when we stay together, the Holy Spirit works more powerfully. We are called to belong to a local church and walk this faith journey together.

Now, let’s focus on verse 15. This promise is also for us:
"I will keep you wherever you go and bring you back." For us, this refers to our journey to heaven.
"I will fulfill what I have promised." God will complete His work in us.
"I will not leave you." He will never abandon us.

Reading the Bible confirms that these promises were fulfilled. Wherever Jacob went, God was with him. No matter how foolish his choices, God never abandoned him. Instead, He protected and blessed him. The climax of Jacob’s life was when he stood before Pharaoh in Egypt and blessed him. At the end of his life, he was able to bless all his children, and his funeral was so grand that all of Egypt mourned for seventy days.
Jacob’s life shows that despite his flaws and foolishness, he was a recipient of God’s great love and blessing.

The same blessing is upon us. God is with us, He protects us, and He will bring us safely to heaven. No matter how foolish we may be, He will never abandon or forsake us.

We can see that Jacob’s life, despite his personal flaws and foolishness, was a life blessed by God’s great love and grace.

And that same blessing is poured out upon us as well. God is with us, He protects us, and He will surely bring us into His heavenly kingdom. No matter how foolish we may be, He will never abandon or forsake us.

Today, we looked at the first chapter of Jacob’s life. Next week, we will continue with the second chapter. In this part, Jacob’s weaknesses and shortcomings will lead to further difficulties. Additionally, he will repeat the mistakes of his parents in his own family. However, God continues to love Jacob and provides him with help in due time. Through this process, Jacob’s faith is strengthened.

Let us pray.
Heavenly Father, we thank You for teaching us through the life of Jacob. From a human perspective, he was not a person worthy of being chosen. Yet, You chose him, and Jacob earnestly sought after You. He made many mistakes, but You were always with him, protecting him and giving him a good life. Through Jacob, You caused the nation of Israel to multiply and grow. We thank You for Your great power. And we are also grateful that You bless us just as You blessed Jacob. Please help us to always remember You in our daily lives and to remain in Your love and truth. I pray in the name of Jesus. Amen.