人生の成功者5「結婚」


2024年7月21日主日礼拝
聖書箇所:創世記2:24
24 それゆえ男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである。
 人生の成功者のシリーズも第5回目で、最後です。聖書的に成功している人生の姿が見えてきたかと思います。最初にお話したように、お金や名声だけあれば成功しているとは決して言えないのです。
 わたしも幸福とは言えない家庭の出身です。そして、家庭や結婚に対して、それほどの期待や希望を持っていませんでした。自分の好きな人とさえ結婚すればすべてがうまく行くと思っていました。しかし、わたしは大学生の時に教会に仲良く通う家族を見て、ショックを受けました。それまでのわたしは経営学部を卒業し、人生の成功者になるためには社会的な成功さえすれば良いと思っていたからです。それ以降、私は本当の成功者は家庭を成功させていると思うようになったのです。
 さて、現代は、結婚に関して二つの特徴があります。
 結婚しなくなった時代
 昔は、結婚することは当たりまえでした。1975年の日本では、30代後半までに95%の人が結婚しました。しかし、2000年代に入って確実にこの数字が落ちてきました。その理由は、結婚に対する考え方が変わったからです。昔は、「親から結婚しなさいと言われ」、「社会的にも結婚しない事は一人前の人間ではないように思われるプレッシャー」があったのかも知れません。そのようなプレッシャーが消えつつある今、人々は結婚、または家庭を定義できなくなっているのです。
 「マイナビウェディング」という日本の会社の昨年度の統計では「結婚したいと表明している人たち」は、「とてもしたい」が25.6%、まあまあしたいが34.8%で、合わせると60.4%です。最近は、結婚と家庭は個人で選ぶライフスタイルの一つの形となってきたのです。カナダでもこの傾向は同じで、2016年の統計で45パーセントの人が結婚しない生活を選んでいます。また、世界的にcommon law partnerが増えていて、これは一緒に住むけれども結婚はしない関係です。
 結婚を避ける時代
 このcommon lawは、現代社会の特徴です。つまり、恋愛と結婚を分離しているのです。これには二種類あって、結婚前の一年間程度のお試し期間を持つケースと結婚せずにそのまま何年も続けるケースです。両者ともに、別れる時には法的な手続きがいらないし、結婚式もしていないのでうまく行かなければそれでおしまいという気軽な関係です。経験がないのでわかりませんが、結婚という確かな契約なしで愛がどれくらい続くのかは疑問です。
 ある経済学者は結婚をこのように考えています。
 Gary Becker博士(ノーベル賞受賞経済学者)
「結婚は比較優位理論である」「家族構成員の資質が違う時に、一方が市場労働に、一方が家事労働に比較優位をもつ場合に、家族の効用が最大になり、結婚のメリットが大きくなる」 
 つまり、世の中には社会で働いてお金を稼ぐ必要と家庭で家事をしたり、育児をしたりする必要があります。一人がこの二つを同時にこなしていくことは大変です。だから、役割を決めて、二人で分担して行けば能率的である、ということです。
 今日は、聖書が結婚についてどう言っているかを共に考えてみましょう。

I. 神の摂理による出会い
 聖書は神様が結婚を作ったと書いています。つまり、神が計画し、神が結婚させます。自分で相手を選んでいるようですが、神が選ばせているのです。
 今日の聖書箇所の前の部分にそのことが書かれています。神様が人を創られたときに、そこにはアダムしかいませんでした。アダムには助け手が必要であることを神様は教えられました。これは先ほどの経済学者のような経済的な必要のためにではなく、精神的、肉体的に、アダムは助け手を必要としていたのです。そして、その助け手は人でなければだめだったのです。動物や物質ではだめでした。そこで、神様は新しい創造をするためにアダムのあばら骨を取り、そこから女性を創られたのです。
22 神である主は、人から取ったあばら骨をひとりの女に造り上げ、その女を人のところに連れて来られた。
 エバは、アダムから創られた女性なのです。妻が自分のあばら骨から創られたということは、夫は妻を愛する時に自分を愛しているということです。罪がない世界では、結婚は完全なシステムとして働きました。アダムは妻を愛し、妻はアダムを助けました。これがオリジナルの計画です。結婚を通して、男性は自分のあばら骨を見つけ、女性は自分の本当の居場所に戻るのです。
  牧師が結婚式を司式する時に必ず言う聖書の箇所があります。
マタイ 19:6 それで、もはやふたりではなく、ひとりなのです。こういうわけで、人は、神が結び合わせたものを引き離してはなりません。」
 これは離婚してはいけないと理解されていますが、大事なポイントは「神が結び合わせた」という事です。つまり、神の計画の通りに行われたということです。
 結婚が神の摂理であることを教えている聖書の物語は、創世記24章のイサクとリベカの物語です。
 神はアブラハムと彼のしもべを通して、イサクとリベカを結び合わせます。アブラハムをイサクの結婚相手は「カナン人ではなく同じ神を礼拝する人をという思い」で導きます。アブラハムはしもべを自分の親族のいる土地に送ります。このしもべは祈りながら、アブラハムの指定した地域に行き、そこでアブラハムの兄弟のナホルの子ベトエルの娘に出会ったのです。神はアブラハムの心に働き、そのしもべを導き、イサクとリベカを出会わせ、結婚させたのです。
 ある人は神の計画と自分の意思は反すると誤解します。嫌なのに神が結びつけようとしている、と。神の計画は人間の意思をも含みます。つまり、神は両者が結婚したいという気持ちにさせるのです。これは救いも同様です。神が救われたいという思いに導くので、人は救われるのです。
 リベカは本人の意思でイサクと結婚すると答えています。
58 それで彼らはリベカを呼び寄せて、「この人といっしょに行くか」と尋ねた。すると彼女は、「はい。まいります」と答えた
 イサクもリベカを愛しました。
67 イサクは、その母サラの天幕にリベカを連れて行き、リベカをめとり、彼女は彼の妻となった。彼は彼女を愛した。イサクは、母のなきあと、慰めを得た。
 神は二人を結婚させるのにいろいろ利用します。恋愛はその一つです。しかし、現代では恋愛だけが大きくクローズアップされています。恋愛は強いエネルギーを持っていますが、自然発生的で、長続きしないものです。

II. 愛は感情ではなく決断
 この世は恋愛感情を褒め称えます。「恋愛こそ人生の喜び」と演出します。しかし、聖書の語る愛とは、感情ではなく決断です。恋愛感情とは神が結婚させるために使う一つの方法でしかありません。
 もういちど、今日の聖書箇所を読みましょう。
24 それゆえ男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである。
 この意味は、結婚は両者を家族以上の強い絆にさせるという事です。これが聖書の結婚の定義です。しかし、これは簡単なことではありません。それで、恋愛が用いられる時があります。
 恋愛感情が起こると、相手の欠点が見えなくなります。そして、冷静な判断力を失います。「好きという感情」に支配されます。脳医学的には、「恋愛ホルモン」と言われるPEA(フェニルエチルアミン)が放出され続けます。そして、相手の反応が自分の利益になると脳が判断した場合には、「ドーパミン」も出ます。ドーパミンは喜びを与えます。通常、恋愛時代には相手に悪いことは言いませんし、しません。むしろ、相手が喜ぶことを言ったり、したりします。すると、脳はそれを自分の利益と受け取ります。それでドーパミンを出すのです。これらの脳内物質が「周りの意見は聞かずに、どんなことでも頑張る力」を与えるのです。これらの脳内物質が死ぬまで出続けたら、離婚する夫婦はいません。残念ながら、その期間は3ヶ月から長くて3年と考えられています。恋愛パワーは長くても3年です。つまり、恋愛は二人を結婚させる力にはなりますが、結婚を維持する力はないということです。ある瞬間、この脳内物質が出なくなります。すると、客観的に相手を見るようになるのです。すると、欠点がないと思っていた相手が、実は欠点だらけだったということにに気づくのです。
 この恋愛パワーで結婚を維持しようとすると問題が起こります。恋愛を土台とする結婚はいずれ大きな危機を迎えるのです。
 離婚の問題
 現代ではほとんどの結婚は恋愛の結果です。しかし、多くの夫婦が離婚します。離婚はいったん深い関係になった男女が別れることなので、大きな傷を残ります。それは、ボンドでくっつけたものを無理矢理引き離すようなものです。両者を決定的に傷つけます。それだけでなく、子どもたちも傷つけることになります。子どもは両親の離婚の原因を自分にあると思い込んでしまうからです。また、自分が離婚を止められない無力感を味わいます。離婚した両親のもとで育った子どもは離婚する確率が高くなります。問題が起こった時に、離婚という両親の選択を見たからです。
 離婚の根本的な問題は、結婚生活が恋愛のもとに成り立つと考えているからです。結婚するためには恋愛感情はある程度は必要でしょう。しかし、結婚を維持するには恋愛感情以上のものが必要です。
 聖書の中で、最も良い結婚とされている物語があります。それは、「ルツとボアズの物語」です。
 ルツは偶像崇拝のさかんなモアブ人として生まれました。しかし、ナオミと暮らすうちに、イスラエルの神を礼拝する者となりました。ルツの夫は死にました。通常であれば、ナオミと別れて自分の国に住みますが、ルツはナオミについてイスラエルの地に行きます。ルツは聖書の神を礼拝する者にふさわしい生き方をしました。ボアズはそんなルツを好きになりました。それに気づいたナオミはルツとボアズを結婚させようとします。ナオミはこう言います。
 ルツ記3:1「娘よ。あなたがしあわせになるために、身の落ち着く所を私が捜してあげなければならないのではないでしょうか。」
 この時のルツの状況は、生きていくために「落穂拾い」をしなければなりませんでした。それはとても辛い仕事でしたが、イスラエルの地で彼女にできる仕事は他にはなかったでしょう。それで、ナオミはルツに提案したのです。ルツはこれに対して、答えます。
ルツ記3:5 ルツはしゅうとめに言った。「私におっしゃることはみないたします。」 
 ここは、一見するとルツの意思がないように見えます。ルツは神様の摂理を信じていました。ですから、この一連の出来事が神様によると信じて、自分の思いを神様の計画に合わせようとしたのです。
 ナオミの計画は、ボアズから結婚の申し込みをさせるというものでした。聖書にはルツがボアズのことを好きになったという記述はありません。もちろん、嫌いではなかったとは思いますが。。。この計画は成功し、ボアズはルツと結婚することを決めます。ボアズに関しては、自分の感情よりも神様の律法の通りにすることを選びました。両者ともに、恋愛感情よりは、神様を第一としたのです。ゆえに、神様はこの結婚を祝福しました。
 もう一つルツから学べることは、ルツはダビデのひいおばあさんであるという事です。ルツはダビデのお父さんであるエッサイのおばあちゃんです。ボアズとルツの家庭が熱心なクリスチャンファミリーであってことは間違いありません。そこから、ダビデが出て来た事は当然であるともいえます。ここまで、結婚とは神様が作られたこと。それは二人が一つになるほどの強い結びつきであること。そして、結婚を維持するのは恋愛ではなく、意思を伴った愛であり、また、神の計画を信じることであることを知りました。三番目に結婚とはパートナーシップであることをお話しします。

III. 結婚はパートナーシップ
 結婚には「なんのための結婚なのか」というビジョンが必要です。クリスチャンで言えば、神の栄光のためです。クリスチャンの結婚は、神の働きのためのパートナーシップです。子どもがいない時は、良い関係を維持し、独身者を結婚に導くことや教会で夫婦ミニストリーをすることができます。また、社会は良い結婚の見本を求めていますから、仲の良い夫婦というだけでも存在価値が大きいのです。私のように、結婚と家庭に失望した若者に希望を与えることができます。
 そして、子どもが与えられれば、子どもに聖書を教えてクリスチャンとして成長するように育てます。子育ては大変ですが、大きな報いがあります。しかし、大変だからと目を逸らしたり、仕事に逃げたりすると、子どもから復讐される人生となります。
 子どもが自立したら夫婦には次のビジョンが必要です。50年前の男性の平均寿命は65歳ですから、「子育てを終えたら人生は終わり」という人生設計でした。女性の平均寿命も当時は70歳ですから、夫の死後、5年くらい生きて終わります。しかし、2020年になると、平均寿命が長くなりました。日本人男性は81.5歳、女性は86.9歳です。カナダでも男性79.8歳、女性83.9歳です。つまり、子どもが成人した後も20年以上人生が残っているということです。ということは、次のビジョンが必要ということです。
 また、結婚が配偶者の死によって終わってしまう場合もあります。若ければ再婚したら良いのですが、みんながそうすることはできません。その時は、神が呼ばれる時まで独身としてのビジョンがあります。使徒パウロは生涯独身でした。独身者には、主イエスが共におられる恵みをより味わうことができます。
 実は、本当の結婚とは主イエスとの結婚なのです。主イエスは男性ですから、男性にはピンと来ませんが、聖書の結婚の定義をもういちど思い出しましょう。後半部分です。
「ふたりは一体となる」のです。神が結婚を作った理由は、結婚を通して、主イエスと私たちとの愛の関係を教えようとされたからです。
 夫婦関係は、キリストと教会の関係をこの世で示すための一つの形なのです。
エペソ5:25 夫たちよ。キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分の妻を愛しなさい。
 教会とは私たち一人一人です。キリストは私たちを愛するがゆえに、ご自身を捧げられたのです。私たちは霊的にはキリストの花嫁なのです。そして、教会はキリストに従うのです。
24 教会がキリストに従うように、妻も、すべてのことにおいて、夫に従うべきです。
 人は神に従うように創造されました。キリストは神ですから、全面的にキリストに従うのです。つまり、神に愛され、神に従うという創造の原理を、結婚という一時的なシステムの中で体験するのです。残念ながら地上の夫は妻をキリストのように愛していませんし、妻も愛の足りない夫に従うことはできません。それは罪が入ってきたことが理由です。しかし、地上の人生がすべてではありません。その日が来たら、イエスとの結婚が実現するのです。キリストは私たちを命を捧げるほどに愛してくださっていた事を知り、私たちはその愛に応える形で従うのです。罪の性質が消えますから、従うことができるようになります。そして、神と人との完全な関係が実現するのです。
 ですから、本当の結婚は私たちがキリストの花嫁となる時に実現するのです。クリスチャンであれば、素晴らしい花婿である主イエスとの結婚が待っています。ただ、地上でその祝福を少し経験できるのも結婚です。結婚は報いがある努力です。家庭は喜びを倍増してくれます。
 これで、人生の成功者シリーズは終わります。見かけだけの成功者と本当の成功者がいます。本当の成功者とは知恵によって生きている人です。この世の知恵ではなく、永遠に変わらない知恵です。
 箴言1:7 主を恐れることは知識の初めである。愚か者は知恵と訓戒をさげすむ。
 主を恐れる、つまり、人生が今だけではないことを悟り、生ける神様の前に正しく生きようとする者が知恵ある者です。そのためには、私たちが知って、握りしめている聖書の言葉。この神の言葉に忠実に生きることが、神の目には成功者です。

Successful People in Life 5 "Marriage"
Sunday Worship Service, July 21, 2024
Scripture: Genesis 2:24
24 For this reason a man will leave his father and mother and be united to his wife, and they will become one flesh.
 This is the fifth and final installment in our series on successful people in life. I hope you have been able to see what a biblically successful life looks like. As I mentioned in the beginning, money and fame are never enough to be successful.
 I, too, come from a family that was not a happy one. I did not have high expectations or hopes for my family or marriage. I thought that as long as I married the person I loved, everything would be fine. However, when I was a college student, I was shocked to see a family that went to church together. I had graduated in business administration and thought that all I needed to do to be successful in life was to be socially successful. Since then, I have come to believe that the truly successful people have successful families.
 Now, today, there are two characteristics of marriage.
 The age when people stopped getting married.
 In the past, getting married was the norm; in 1975, 95% of people in Japan were married by their late 30s. However, in the 2000s, this number has steadily declined. The reason for this is that attitudes toward marriage have changed. In the past, there may have been "pressure from parents to get married" and "pressure from society to think that not getting married is not a full-fledged human being.” Now that such pressures are disappearing, people are no longer able to define marriage or family.
 According to last year's statistics from a Japanese company called “My navi Wedding," 25.6% of "those who have expressed a desire to get married" are "very much willing" and 34.8% are "fairly willing," for a combined total of 60.4%. These days, marriage and family have become a lifestyle choice for individuals. In Canada, the trend is the same, with 45 percent of people choosing a life without marriage in 2016 statistics. There is also an increase in common-law partners worldwide, which are relationships in which people live together but do not marry.
 The Age of Marriage Avoidance
 This common-law partnership is a characteristic of modern society. In other words, love and marriage are separated. There are two types of cases: those that have a trial period of about one year before marriage, and those that continue for years without marriage. In both cases, the relationship is casual, with no legal formalities required when they separate and no wedding, so if it doesn't work out, that's the end of it. I don't know, I have no experience, but I doubt how long love can last without the certainty of a marriage contract.
 One economist thinks of marriage this way.
Dr. Gary Becker (Nobel Prize Economist)
"Marriage is a theory of comparative advantage.” "When family members have different qualities and one has a comparative advantage in market labour and one has a comparative advantage in domestic labour, family utility is maximized and the benefits of marriage are greater one has domestic labor, family utility is maximized." 
 In other words, there is a need in the world for people to work in society to earn money and a need at home to do household chores and raise children. It is difficult for one person to do both of these things at the same time. Therefore, it is more efficient for two people to share the responsibility of these two tasks.
 Today, let us consider together what the Bible says about marriage.

I. Encounter by Divine Providence
 The Bible says that God created marriage. In other words, God plans it, and God makes it happen. It seems that you are choosing your partner, but God is making you choose.
 The preceding verses of today's scriptures explain this. When God created man, there was only Adam. God taught Adam that he needed a helper. This was not for economic needs as the economist mentioned earlier, but mentally and physically, Adam needed a helper. And that helper had to be a person. It could not be an animal or a material object. So God took Adam's rib and made a woman from it in order to create a new creation.
22 Then the LORD God made a woman from the rib he had taken out of the man, and he brought her to the man.
 Eve is a woman created from Adam. The fact that his wife was created from his own rib means that the husband loves himself when he loves his wife. In a sinless world, marriage worked as a perfect system. Adam loved his wife and she helped him. This is the original plan. Through marriage, men find their ribs and women return to their true place.
 There is a Bible verse that pastors always say when they officiate at weddings.
Matthew 19:6 So they are no longer two, but one. therefore what God has joined together, let man not separate."
 This is understood to mean that they must not divorce, but the important point is that God has joined them together. In other words, it was done according to God's plan.
 The biblical story that teaches that marriage is God's providence is the story of Isaac and Ribekah in Genesis 24.
 God brings Isaac and Ribekah together through Abraham and his servant. He leads Abraham to Isaac's marriage partner "with the desire to marry someone who worships the same God, not a Canaanite.” Abraham sends his servant to the land of his kin. This servant prayerfully goes to the area designated by Abraham, where he meets the daughter of Beth-el, the son of Nahor, Abraham's brother. God worked in Abraham's heart and guided his servant to meet and marry Isaac and Ribekah.
 Some people mistakenly believe that God's plan is contrary to their will. They don't like it, but God is trying to tie them together. God's plan includes man's will. In other words, God makes both parties want to marry. This is also true of salvation. One is saved because God leads one to the desire to be saved.
 Ribekah responds that she will marry Isaac of her own volition.
58 So they called Rebekah and asked her, "Will you go with this man?" "I will go," she said.
 Isaac also loved Rebekah.
67 Isaac brought her into the tent of his mother Sarah, and he married Rebekah. So she became his wife, and he loved her; and Isaac was comforted after his Isaac was comforted after his mother's death.
 God uses various means to bring two people together in marriage. Love is one of them. However, today, love is the only thing that is greatly emphasized. Love has strong energy, but it is spontaneous and does not last long.

II. Love is not an emotion but a decision
 This world glorifies the feeling of love. It proclaims, "Love is the joy of life." However, the Bible speaks of love as a decision, not an emotion. Love is only one of the ways God uses to bring about marriage.
 Let's read today's scripture again.
24 For this reason a man will leave his father and mother and be united to his wife, and they will become one flesh.
 What this means is that marriage makes both parties stronger than family. This is the biblical definition of marriage. But this is not an easy task. So there are times when romantic love is used.
 When romantic love occurs, we cannot see the faults of the other person. We lose our ability to make calm judgments. The feeling of love takes over. PEA (phenylethylamine), which is known as the "love hormone" in brain medicine, is continuously released. And when the brain determines that the other person's response is in your best interest, "dopamine" is also released. Dopamine gives pleasure. Normally, in times of romance, we do not say or do bad things to the other person. Rather, we say or do things that make the other person happy. The brain perceives this as a benefit to itself. That is why it produces dopamine. These brain chemicals give us the "power to do whatever it takes, without listening to the opinions of those around us.” If these brain chemicals continued to be produced until death, no couple would divorce. Unfortunately, that period is thought to be from three months to three years at the most. The power of love is three years at the most. In other words, love has the power to get two people married, but not the power to keep them married. At a certain moment, this brain substance stops being produced. Then you start to look at your partner objectively. Then you realize that the person you thought was faultless is actually full of faults.
 The problem arises when we try to maintain a marriage with this power of love. A marriage based on love will eventually reach a major crisis.
 The Problem of Divorce
 Most marriages today are the result of love. However, many couples divorce. Divorce is the separation of a man and a woman who have once been deeply involved in a relationship, and it leaves a huge scar. It is like forcibly pulling apart something that has been bonded together. It critically hurts both parties. Not only that, it also hurts the children. Children will believe that they are the cause of their parents' divorce. They also feel powerless to stop the divorce. Children who grow up with divorced parents are more likely to divorce. This is because they saw their parents' choice to divorce when problems arose.
 The fundamental problem with divorce is that we believe that marriage is based on romantic love. To some extent, romantic love is probably necessary for marriage. But it takes more than romantic love to sustain a marriage.
 There is a story in the Bible that is considered the best marriage. It is the story of Ruth and Boaz.
 Ruth was born a Moabite, a people known for their idolatry. But while living with Naomi, she became a worshipper of the God of Israel. Her husband died. Normally, Ruth would have left Naomi and gone to live in his own country, but instead he followed Naomi into the land of Israel. Ruth lived a life befitting a worshiper of the God of the Bible. Boaz fell in love with Ruth. Naomi notices this and tries to marry Ruth and Boaz. Naomi says to Ruth.
 Ruth 3:1 One day Naomi her mother-in-law said to her, "My daughter, should I not try to find a home for you, where you will be well provided for? ”
 Ruth’s situation at this time was that she had to "pick up the fallen ears" in order to survive. It was a very hard job, but there was no other work she could have done in the land of Israel. So Naomi made a proposal to Ruth. Ruth responds.
Ruth 3:5 "I will do whatever you say," Ruth answered.  
 At first glance, there appears to be no intention here by Ruth. Ruth believed in God's providence. Therefore, she believed that God was responsible for this series of events and tried to align her thoughts with God's plan.
 Naomi's plan was to get Boaz to ask her to marry him. There is no mention in the Bible that Ruth fell in love with Boaz. Of course, Ruth did not dislike Boaz. The plan worked and Boaz decided to marry Ruth. As for Boaz, he chose to follow God's law rather than his own feelings. Both of them put God first rather than their romantic feelings. Therefore, God blessed this marriage.
 Another thing we can learn from Ruth is that she was David's great-grandmother. Ruth is the grandmother of David's father, Essai. There is no doubt that Boaz and Ruth’s family was a devoted Christian family. It is not surprising that David came from there. So far, marriage is what God created it to be. It is a union so strong that it unites two people. We have learned that it is not romantic love that sustains marriage, but love with intention and faith in God's plan. Third, I will tell you that marriage is a partnership.

III. Marriage is a Partnership
 Marriage requires a vision of what marriage is for. In the Christian context, it is for the glory of God. Christian marriage is a partnership for the work of God. When there are no children, we can maintain a good relationship, lead singles into marriage, and do couples ministry in the church. Also, society is looking for examples of good marriages, so just being a good couple is of great value to exist. We can give hope to young people like myself who have been disappointed in their marriages and families.
 And if children are given to us, we can teach them the Bible and raise them to grow as Christians. Parenting is hard work, but it has great rewards. However, if you turn away or run away from work because it is hard, your life will be a life of revenge from your children.
 Once children become independent, couples need to have a vision for the next phase of their lives. 50 years ago, the average life expectancy for men was 65 years old, so the life plan was "life ends after child rearing. The average life expectancy for women was also 70 years old then, so they would live for about five years after the death of their husbands. However, by 2020, the average life expectancy has become longer. It is 81.5 years for Japanese men and 86.9 years for women. Even in Canada, it is 79.8 years for men and 83.9 years for women. This means that there are more than 20 years of life left after children reach adulthood. This means that we need to have a vision of what is next.
 Also, a marriage may end with the death of a spouse. If you are young, you can remarry, but that is not possible for everyone. Then there is the vision of being single until the time God calls us. The Apostle Paul was a lifelong bachelor. Singles have a better taste of the grace of the Lord Jesus' presence with them.
 In fact, true marriage is marriage with the Lord Jesus. Since the Lord Jesus is a man, this may not be clear to men, but let us remember the biblical definition of marriage once again. Let's go back to the second half.
“The two become one.” God created marriage because He wanted to teach us about the love relationship between the Lord Jesus and us through marriage.
 The marital relationship is one form of showing the relationship between Christ and His Church in the world.
Ephesians 5:25 Husbands, love your wives, just as Christ loved the church and gave himself up for her.
 The Church is each of us. Christ gave Himself for us because He loves us. We are spiritually His bride. And the Church follows Christ.
24 Now as the church submits to Christ, so also wives should submit to their husbands in everything.
 Man was created to obey God. Since Christ is God, they are to follow Him totally. In other words, the principle of creation, of being loved and obeyed by God, is experienced within the temporary system of marriage. Unfortunately, earthly husbands do not love their wives as Christ does, and wives cannot obey husbands who do not love them enough. This is because sin has entered the picture. However, life on earth is not all there is. When that day comes, we will be married to Jesus. We will know that Christ loved us enough to give His life for us, and we will obey in response to that love. The sin nature will disappear, so we will be able to obey. Then the perfect relationship between God and man is realized.
 Therefore, true marriage is realized when we become the bride of Christ. If you are a Christian, you will be married to the Lord Jesus, the wonderful Bridegroom. But it is also marriage that allows us to experience a little of that blessing on earth. Marriage is a rewarding endeavor. A family doubles the joy.
 This concludes our series on successful people in life. There are apparent successes and there are real successes. The real successful person is one who lives by wisdom. Not the wisdom of this world, but the wisdom that is eternal and unchanging.
Proverbs 1:7 The fear of the LORD is the beginning of knowledge, but fools despise wisdom and discipline.
 The wise are those who fear the LORD, that is, those who realize that life is not just now and seek to live rightly before the living God. To do this, we know and hold on to the words of the Bible. Those who live faithfully to this Word of God are the successful ones in God's eyes. 
 Let us pray. Father God, thank you for the blessing of marriage. Marriage seems to change its form with the times, but its essence remains the same. God has made it possible for us to understand Jesus' love for His church through marriage. He has also given us the blessing of faith and the continuation of the Christian community to the next generation through marriage. In every generation, the devil attacks marriage. If a marriage is broken, it can not only ruin their lives but also the lives of their children. Please protect us by God's grace and use us to realize the vision that He gives us through us. Also, help us to live by your word and not be deceived by the thoughts of the world.
I pray in the name of the Lord Jesus.